整形外科疾患や神経外科疾患の周術期および退院後の回復およびケアをサポートします。また、外科手術に至らない場合であっても、疼痛緩和や機能改善を目的とした治療を行っていきます。また自宅での環境の指導も行います。
運動器や神経に変化が生じると、姿勢の変化や行動の変化が現れます。例えば、背中を丸めた姿勢をとる、ソファーの昇り降りができなくなるなどの変化がみられるようになります。リハビリテーション診察では、姿勢や動作、関節や筋肉の評価を行い、変化を起こした原因を診断します。そして、適切な治療を行っていきます。
普段の姿勢や歩き方、できる動き、難しい動きを評価します。床材や段差など生活環境のヒアリングを行います。
凝り固まっている筋肉をほぐし痛みを和らげます。痛みを和らげることで動く範囲を正常に近づけたり、身体機能の維持を目指します。
8の字歩行やバランス運動など低下した筋力、神経伝達回路の回復を目指します。
電気刺激や温熱・冷却療法などを適切に行うことで治療効果を高めます。
リハビリは診察だけで完結しません。ご自宅でできるリハビリ方法のレクチャー、環境づくりのご提案をさせていただきます。
当院では、リハビリテーションの経験豊富な獣医師を月に1度お招きし、リハビリテーションの専門外来を開設しています。かかりつけ医より状況に応じて受診をご案内させていただきます。
獣医師、C.C.R.P(米国Certified Canine Rehabilitation Practitioner:2007年取得)
出身大学:北里大学獣医畜産学部獣医学科(2002年3月卒)2006年にテネシー大学のCCRPコースを修了し、2007年に認定取得。動物リハビリテーションの臨床に携わり、理学療法をより深く学ぶ必要を感じ、リハビリテーション医学会や理学療法士学会の学術集会に参加、発表を行ってきた。現在は日本における動物リハビリテーションの普及と同分野における理学療法士の活躍の場を広める活動に取り組んでいる。
「いつまでも元気に楽しく歩く!」を合言葉に、可能な限り「寝たきり」にならないように目指します。「寝たきり」になったとしても、可能な限り苦痛を和らげる治療や指導を行っていきます。病気や高齢だからと諦めず、より快適に暮らせるように、動物リハビリテーション医療を提供します。