これらの症状は耳の病気の可能性が疑われます。
耳の奥の汚れは正常であれば上皮移行という機能によって耳の穴から外に出てきます。しかし、治療が遅れてしまったり、適切な処置をしないと、最初は軽度であっても症状を繰り返したり、進行してしまいます。気になることがあれば、なるべく早くご来院ください。
耳科は主に耳の問題を治療する診療部門ですが、食事アレルギーなど皮膚科とつながっているケースもあります。
また外耳炎(鼓膜・外耳道・耳介)が悪化すると、中耳炎を引き起こすこともあります。
下記の項目をチェックします。
実際の検査・治療の様子を動画でご覧いただけます
健康な耳では、自然に正常な状態を保てますが、様々な要因で耳の中に問題が生じてしまうと、違和感を生じてしまうことがあります。適切でない耳掃除によってかえって外耳炎を悪化させてしまうこともあります。細菌が繁殖してしまった場合には適切な抗生剤の使用によって治療します。
耳たぶ(耳介)が餃子のようにパンパンに腫れてしまう状態です。
わんちゃん猫ちゃんが、耳の痒みのために足で頻繁に耳たぶをかいてしまう外的刺激によって発症すると考えられていますので、多くのケースでは、ベースに外耳炎や中耳炎が隠れていることがあります。そちらの治療も並行して行なっていきます。
外耳炎が進行すると生じる病態です。特にフレンチブルドックや柴犬などのような毛が剛毛な犬種では、自分の毛(短くて硬い)が耳の穴に落下すると、鼓膜に張りついたり、刺さったりしてしまう恐れがあります。そのままの状態で放置すると、鼓膜を突き抜けて中耳に病変が波及し、細菌が大繁殖してしまいます。このように進行した状態になると、犬は強い違和感を生じてしまい、大きな手術が必要になるケースもあります。
耳科を専門とする獣医師が専門外来を開設しています。
かかりつけ医より状況に応じて受診をご案内させていただきます。