ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.83 分離不安について

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母犬から引き離され、ひとりぼっちになった子犬・・・。
本来ならば親離れをする6か月頃までは親犬といなくてはいけません。
まだ親を求める時期に離れてしまうと「分離不安」と言う問題行動になってしまう事があります。
これは子犬だけではなく、大人の犬にも考えられる事でもあり、急に留守がちになった、お父さんが単身赴任になり、お家にいなくなった、など、日頃べったりとした生活をした場合でもなる事もあります。

分離不安になるとどうなるの??

飼い主が出かけたり、姿が見えなくなるとこの様な行動になる事があります。

  • 呼吸が荒くなり震え・吠え・遠吠えが出てくる・よだれ
  • 排泄が全くガマンできなくなる
  • 扉の破壊
  • 食欲が急におちる

など・・・。家に帰ってきたら大変な事になっている事もしばしば・・・。

この様な行動が出始める前に本当でしたら予防が必要なのですがその予防とは、

  • 要求に日頃から答えない
  • 出かける前に犬を無視する
  • 帰宅後過剰に触らない
  • ハウストレーニングをしっかりして一人でいる事の不安を予防する

上記の事を子犬の頃からしていただけると、かなりの予防となります。

しかし、今現在分離不安で困っているという方・上記の事に加えて下記の事を試してみましょう。

  • 出かける前30分ぐらいから玄関とリビングを出たり入ったりする
  • 追いかけてきたら天罰(カンカンに石ころ等が入ったもの)でビックリさせる
  • 出かける直前に長く食べられるおやつをばらまく(ガムなど)
  • マテをしっかり覚えさせる

という事が必要になってきます。

一度分離不安になってしまうとなかなか治らない事もありますし元々の性質である事もあります。
ある程度は受け入れる事が必要ですが、できるだけ日頃から分離不安を増長させない様こころがけてみましょう★