ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.80 老犬のトリミングについて

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10歳を超えると愛犬にも衰えを感じ、持病や関節の不具合等の症状が出てくることがあります今まで元気でトリミングやシャンプーでサロンに預けていた犬でも10歳を超えてくると注意が必要となってきます。
一見、元気そうに見えても実は検査をすると心臓に疾患があったり、関節炎を起こしていたりする事も少なくありません。

まず、愛犬が10歳を迎えたら年に1度はかかりつけの病院で健康診断をするようにしましょう。もしそこで疾患が見つかった場合は、サロンに預けてお手入れしてもらうよりも出来るだけ、自宅でお手入れをできるようにしておくと良いかと思います。

疾患を抱えながらのトリミングは犬にとってストレスや負担になる事も多いので、ある程度のお手入れは飼い主さんがやってあげると愛犬も安心できます。

疾患がなくても、動きが鈍くなった・一度寝てしまうと起き上がれない等の行動が見られるようであれば、自宅から離れてサロンに預けてのお手入れも犬にとってはかなりの疲労度が出てくると思います。
場所によっては付き添いでトリミングをしてもらったりしている所もありますできるだけ側にいてあげると良いかと思います。

動物病院にあるサロンを利用されるのもお勧めですが、老犬になってくると、今まで出来ていた事が急に嫌になってしまったり、立っていられなくなったりする事もあるのでサロンにお願いする時も愛犬の体力を第一に考え、犬に負担のかからない方法で無理をしないケアをしてもらう事をお勧めいたします。

1日で全部終わらせようとせず、今回はカットのみ、シャンプーはドライシャンプーだけで・・・等のケアをするように心がけましょう。

安心できる飼い主さんにお手入れされるのはどの犬も嬉しい事ですお手入れの方法を飼い主さんも身に着けておいたり、サロンでも無理のないお手入れでお願いしたりと愛犬に少しでも体力を消耗しない方法のケアが出来るといいでしょう☆