ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.11 褒めてあげる事を忘れずに

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しつけをしていく中で、なかなか成功しなかったり、伝わらなかったりする事があります。その時に「うちの子はダメ」・・と諦めずに自分の行動を見なおして見てみましょう。たとえば、ティッシュをいたずらして「イケナイ!」と叱った後・・・。 その行動をやめたから終わりにしてはいけません。叱った後、いたずらを辞めて正しい行動をとったワンちゃんに対して必ず「褒めてあげる」という事をしてあげて下さい。叱りっぱなしだと、人にただ怖い印象を受けたり、何が正しいのかワンちゃんは理解できません。飼い主さんも叱りっぱなしだと、ストレスが溜ってしまいますね。

もし、自分がワンちゃんだったら・・?という風に自分とワンちゃんを置き換えてしつけに取り組んでもいいかと思います。もし、自分がワンちゃんだったら・・叱られっぱなしじゃ、訳が分からないですよね? 何がいけないのか?そして、何が正しいのか?という事をやさしく教えてくれた方が理解しやすくないでしょうか?この2つはセットしてしつけに取り組むといいでしょう。

そして、もうひとつ、いけない行動をしなかった時も褒める事は忘れずにいたしましょう。たとえば、「うちの犬はチャイムに吠えるのでしつけを始めたのですが、最近は吠えなくなった」というような事があったとします。この時に、吠えなくなったので安心してそのままにしているといけません。いつも吠える時に吠えなかった、その時には必ず褒めてあげましょう。何もしないから、何もしなくていい・・という事ではまた元に戻ってしまう可能性があります。いけない行動をしないなら、放って置くのではなく、いけない行動をしなかった時こそ褒めてあげるようにしましょう。

ワンちゃんに理解させるためには、必ず正しい行動をしたら「褒めてあげる」という事を忘れないで接してあげましょう。