ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.103 犬の子育てとしつけ

イメージ

トイプードルのこまめの子犬が生後34日を迎えました。そして、生後14日頃に目が開いて、動きも活発になってきました。今回小さい方の子犬は残す事に決定し、大きめの方は新しい飼い主さまのお家に行く事になりました。

2匹の性格も顔つきも体つきも全く違い、小さい方はあまり活発ではなく表現が少なくて、物静かな性格です。
少し大きい方は、元気いっぱいで良く尻尾を振り、テンションが高くアイコンタクトが上手です。
このふたりの性格の違いがこれからどう変わっていくのかとても楽しみになります。
生後24日を過ぎた頃、離乳食がスタートします。

まだ食べ方は上手ではありませんが、母乳以外の物を口にするのは教えられなくても本能で食べようとします。
ドッグフードをフードプロセッサーで砕き、免疫を上げるヤギミルクを入れお湯でどろどろにして与えます。
二人とも始めは不思議な顔でしたが口に入れてあげると舐めながら食べてくれました。

イメージ

離乳食を食べるようになってきたら、呼び戻しのしつけ、トイレのしつけのスタートです。
生後1か月でしつけは出来るようになります。
今の所トイレは80パーセント程成功していますので、このままキープして行けるようトレーナーの腕の見せ所です。

少し早いかもしれませんが、この時期は本能で巣を汚さないという事が身に着いています。
その習性を利用して、付きっきりになってトイレを教えていきます。
トイレが成功したら、離乳食を少し食べさせて褒めてあげます。
小さな頃から巣を汚さない事が良い事という事をしつけを通して教える事により、本能が強くなってくるのです。

イメージ

今まで母親との関係だけだったのが、離乳食を通して母親以外の生き物(人間)との信頼関係をこの時期からつけていくと警戒心の少ない素直な性格に育っていきます。

大きい方が少し仰向けにされるのが苦手なようで、これからは服従心を育てるタッチトレーニングがスタートとなります。
生後3か月になるまで、沢山のお勉強がこのふたりには待っています。
新しい飼い主さんの所に行くまで、手のかからない良い子にする事が目標なので私も気を抜かず頑張って行こうと思います!