ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.26 犬の反抗期について考える・その2

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前回にもお話をしました、「犬の反抗期」についてですが、今回はどのようにすれば対処できるのか? どう向き合い付き合っていけばいいのか?を考えていこうと思います。

昨日まで出来た事も急に出来なくなってしまい、しかも性格まで変わってしまうこの犬の反抗期。 動揺せずにはいられません。「急に凶暴になった」と言って電話で相談される方もおりました。 その時に飼い主様は「しつけがなっていない」とか「なめられているんだ」と思い犬に対し、焦りからか体罰で解決してしまおうとする方もおられます。

しかしそれはストップ!です。がむしゃらに犬を追い込んでしまうと余計に悪化してしまう事があり、危険です。まずは落ちついて、現在どの様な性格になってしまったかを理解する事です。

そして、その変わってしまった行動・性格などに合わせたしつけをして、今までとの方針とは違う方法でしつけに取り組まなくてはなりません。 これは教科書通りでは失敗に終わってしまいます。反抗期は治るものです。時間がかかってもよいのでまずは、その一転変わってしまった状態を素直に受け入れてみましょう。

「うちの愛犬が咬みついた!!どうしようどうしよう…」と悩むのは当たり前かとは思います しかし、これからが犬と人との関係において本番になってきます。

野生の本能との戦いです。

もちろん愛犬とは今までと同じような付き合い方をしてはいけません。 愛犬に少しだけ合わせた生活をしつつ、主従関係を築き上げていくのです。

難しく、時間もかかるかもしれませんが、無理は禁物です。出来る限り、愛犬の好きな物・おやつ等を利用し、関係を修復していきます。

決してしていけないのが体罰です。体罰以外で修復は可能です。まずは愛犬をよく知る事が大切になるかと私は思います。子犬を向かい入れたらまず、愛犬の好きな事や物は把握しておくと今後の生活にとても役に立ちます。

突然の反抗期にも対処できるので。愛犬は何が好きなのか?知っておきましょう☆