ご家庭の愛犬を叱る時、皆さんはどのように叱っていますか?叱り方は飼い主さんによって様々ですが、してはいけない事があります。それは、「目を見て叱る事」です。この叱り方は意外と多くの方が行っている叱り方です。
甘咬みされたら目を見て叱り低い声で「ダメ!」という・・。この一連の動作が、犬の恐怖心や不安感など一気に増徴させてしまうのです。犬の間では目を凝視される行動というのは「ケンカや威嚇」を仕掛けている事につながります 犬が反省をして、ケンカを避けている時は目を合わせようとしません。
たまに「うちの子、叱ると目を合わせないんです。ほんとダメ犬・・・」と言う方がおりますがそれは叱られた事を理解し、これ以上争いに発展させたくない・・というカーミングシグナルなのです。それを無理に目を合わせると、犬にしたらケンカを売られたと思い「ケンカしたく無いのに・・攻撃されるならやられる前に戦わなくては!」と言う意識になってきます。
犬が目を合わせていいときは「要求」の時です。飼い主さんとボール遊びやごはんの時やおやつをもらう時、そういった時にこちらから覗き込むのではなく、犬の方から「何か一緒にしようよ!」というような時は目を合わせてもいい時です。
「アイコンタクト」といって「ケンカ」の時のにらみ合いとは訳が違います。始めは判断にとても悩むと思いますが一緒に何かをする・・と言う時だけ合わせるようにし、叱る時は目を合わせ、にらみ込まないというのを気をつけていただければ、ご家庭の愛犬も飼い主に嫌な事をされた!と思わずに済むかと思います。
叱る時は目を見ずに、天罰や、無視などを利用して叱る事が大切です。目を覗き込みすぎると危険ですので、注意いたしましょう。