ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.8 抱っこの時に注意すること

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ワンちゃんを抱っこするとき皆さんはどのように抱っこしていますか? 単なる普通の動作の様に思えますが、この抱っこする時にも実はワンちゃんは上下関係を気にするのです。

いったいどのような時に、どのような抱っこが駄目なのか?といいますと・・・。まず、吠えて興奮している時や抱っこを催促した時は抱っこはしていけません、このような時に抱き上げてしまうと、吠えたら抱っこしてもらえると思うようになってきます。そして、ワンちゃんの目線が高くなるため強気になってしまうので余計に吠えてしまう事があります。もうひとつ、ワンちゃんが抱っこを催促した時ですが、これもとてもかわいらしく見えるのですが、実はワンちゃんにとっての飼い主への「命令」です。それを気づかずにワンちゃんの思う通りに抱き上げてしまうと次第に飼い主は自分の言うとおりに行動してくれると思い、ワンちゃんはリーダーシップをとるようになってきてしまいます。このような時はできるだけ抱っこは避けて、もし、抱っこをする時は抱っこの前に「おすわり」などのコマンドに従ったらご褒美として抱っこしてあげるようにしましょう。

そして、抱っこの仕方ですが、肩の上に乗せるような抱っこはワンちゃんの目線が飼い主より高くなってしまうのでワンちゃんは強気になってしまいます。(画像)このような抱っこはできるだけ避けましょう。人の肩より下に抱っこをするようにして、人より目線が下になるようにしてあげてください。抱っこの仕方ひとつでもワンちゃんの行動が変わってきますので正しい抱っこでしっかりと信頼関係を築きあげていきましょう。