久しぶりのコラムとなります。昨年から準備を始めて今年の1月に新店舗「こまこフレンズ」をオープンする運びとなりました。今後とも宜しくお願い致します。
そして、この「こまこフレンズ」ではしつけ教室は勿論ですが、高齢のワンコや疾患のあるワンコでもお手入れの受け入れができるお店となりますので、少しでもワンコと飼い主様のお気持ちに寄り添える事が出来ればと思っております。
今回はその高齢犬のお手入れについてお話したいと思います。
我が家には現在7歳以上のシニアワンコが6匹います、昨年は16歳のボーダーコリーが闘病の末虹の橋を渡りました。愛犬のお手入れをしつつ自らの経験を元に高齢犬から疾患のあるワンコのお手入れはとても繊細で気をつける事が沢山あります。その子その子の体調に合わせて行う事が大切です。
その中でも最も重要なのはワンコのお手入れ時の体勢となります。
●手足の移動
●安定する保定
●緩めの保定
元気な成犬とは違い、関節も弱ってきて、視力聴力も衰えてきています。強い保定は逆効果となり、余計に負担となってしまうので出来るだけ解放するようなおさえ方でワンコを落ち着かせお手入れをすると安定していきます。
この時に役に立つのが「タッチトレーニング」です。過去のコラムにも紹介しましたが、トレーニングにおいて一番始めにワンコに教えるボディランゲージの一貫でタッチトレーニングを行う事により「守られている」「安心する」という感覚がが出てきて、トリマーとの信頼関係が出来上がりお手入れされるワンコもリラックスして身を任せるようになってくるのです。
そして、カット犬であっても老犬は念入りにトリミングを行うのではなく、身体の負担を考えて最低限のカットで済ませる事、長時間立たせて毛が綺麗に揃うまでカットをする等は出来るだけ避けて、バリカンで済む場所はサッと整えるようにし2時間以内で終わらせるようにしています。私たちが思っている以上老犬にとってトリミングの時間はかなりの負担となってしまうので、2時間を越えるようなら、また日を変えて続きを行ったりと、状態を見ながらお手入れを進めます。
するとワンコにも負担も少なく綺麗サッパリする事ができるのです。ワンコの寿命は人より遥かに早く、私たちが想像する以上に成長も早ければ衰えも早いのです。成犬の頃のように出来るだろう!は人間の勝手な考えであってワンコからしてみたらありがた迷惑に繋がる事もあるかもしれません。言葉の喋れない動物ですから、ボディランゲージや目の雰囲気、呼吸、鼓動で何かを感じて少しでも負担のない生活をさせてあげる事が出来たら、それがワンコの幸せに繋がるかもしれません。