ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.105 犬の子育てとしつけ 3

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こめのベビーが3か月を迎えました、体重も増え長女は小さく1.4キロ次女は少し大きく2.5キロの体格差がでてきました。
性格も2匹は全く違い、遊びたくない長女に遊び好きで元気な次女が叱られることもしばしば・・・。

そして生後2か月から母親の教育がピークとなり3か月にはある程度の服従トレーニングが終了していきます。
この頃になると母犬は子犬にあまり関与しなくなり、子犬も次第に落ち着いてきます。
生活をじゃれ合いの順位遊び→大人と同じ事をしようとする事を学んでいきます。

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我が家に残る事になった長女の「こつぶ」ですが、母親が寝れば一緒に寝て、移動すればついていきます(画像)
勿論人に対しても同じ行動を取ってくれます。
この様にして目上の犬の真似から始まり、母犬が信頼している飼い主に対しても共に信頼しようと思うようになるのです。
母犬と飼い主との主従関係がハッキリしていると子犬がいてもしつけがスムーズにいきます。
しかし、母犬と飼い主との関係が乱れていると子犬も悪い事を真似しようとしてしまうので、飼いにくい性格の子犬に育ってしまう事もあるのです。
これは2頭目を迎える時も同じで、1頭目のしつけがうまくいっていないとその次に来た犬に悪影響を与えてしまう事もありますので、注意が必要となってきます。

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子犬が2か月半を迎えた頃に盲導犬サポートのチャリティーライブがあったので会場に連れて行きました。
初めての人ごみ、沢山の犬、スピーカーの大きな音、沢山の刺激がありました。ここでは、お客さんに出来るだけ抱っこしてもらい、犬や人に対する警戒心を少なくします。
少し緊張ぎみでしたが少しずつリラックスモードになりました(画像)
最終的にはスピーカーから大きな音がなっていても気にせずぐっすりハウスで寝ていられる程おちついていた子犬でした。
トイプードルは警戒心がとても強く、少しの気になる音がなっても吠えてしまう事が多くありますが、このように小さなうちから色々な音や刺激に慣らしておくとどこへ行ってもリラックスできるようになっていきます。

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これからは社会化の時期に入ります。
1歳になるまでにこの子に時間をたっぷりと使ってあげなくてはいけません。
1歳までに経験した事は性格形成の土台となっていきますのでこの1年がとても大切になります。

母犬のお仕事はここでおわり、これからは人と子犬の絆を築きあげていく事になって行きます。
沢山の経験を積んで母犬のような立派なトイプードルに育てていこうと思います★