ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.70 温度に気を付けましょう

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暑い夏がやってきました!犬にとっては厳しい季節となります。
犬は温度だけではなく湿度にも弱く、気温22度以上 湿度60%以上になると熱中症になる確率が高くなるとも言われています。
エアコンも良いのですが、冷房で温度だけを下げていても湿度を下げる方が効果的です。
室温23度・湿度50%ぐらいが理想となります。

そして、よくある事で犬に扇風機をつけるという事は犬にとってあまり意味のない事になります。
犬は人と違って汗腺はほとんどありません(足の裏ぐらい)その為扇風機で風をあてても乾燥するだけで涼しくなるという事はないのです。

扇風機しか自宅にない場合は水を入れて凍らせたペットボトルを扇風機の前において涼しい風を送ると良いかと思います。

そして、車で待機させる時も気を付けましょう。
ほんの30分だけでも死に至る事があります。窓を開けていても水を置いていても意味はありません。

お散歩時も注意が必要です。気温の一番上がる昼間の外出はできるだけ避けて早朝か日の落ちた夕方にお散歩に出るように心がけましょう。
アスファルトも熱もをって火傷を起こしてしまう事があります。

よく、外のお散歩の時に自転車で散歩をしている方がいますが、炎天下のなかでの激しい運動はとても危険です。特に自分で制御がきけない状態の自転車でのお散歩は犬を苦しめてしまう事になってしまいます。暑くてクラクラしている状態なのに引っ張られてしまうという事になりかねませんので、犬の体調と気温に注意しながらお散歩するようにしましょう。