ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.67 車の中ではクレートに入れましょう

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天気がいい日も増えて、春の兆しが見えてきましたね。春になると愛犬と車に乗って遠出する事も多くなってきますそこで、あなたの愛犬は車に乗せる時はどのように乗せていますか?
現在、フリーで車に乗せている方は少し注意が必要です。

人間は車に乗る時にシートベルトをしますが、犬にはシートベルトはありません。
急ブレーキ・急ハンドル・急発進など、人間はシートに座ってベルトをしているので安定感はありますが車の中をあちこち自由に動き回れる状態の犬はどうでしょうか?

急ブレーキなどかけられたら転がって体を強く打ち、骨折という事も少なくありません。
そして、ちょっとコンビニへ・・・。
と言って数分だけ愛犬を車の中に入れて置いておくという事も良く聞きますが車内のいたずらをする犬もいますし、車にキーを付けた状態であれば、車の中で飼い主さんを追いかけ寂しくて窓を前足でガリガリひっかく犬も多くいます。
そうしているうちにロックがかかりインキーの状態になり、大惨事になってしまう事も少なくありません。

そして、車内の窓から外をみて吠えてしまう犬や飼い主さんが車から降りようとした時に焦って追いかけて飛び出ようとする犬もいますが、全て犬用のキャリーに入れる事によって解決するのです。

犬をキャリーに入れるという事はシートベルトをしているのと同じような事になります。
キャリーは周りが囲われている造りになっているので、周りを眺めて興奮する事もなく、落ち着いて車に乗っていられるようになります。

理想では助手席に愛犬を乗せてゆったりとドライブ!!と思いがちですが、愛犬にもしもの事があった時を考えて、車に乗せてあげましょう。

飼い主さんだけシートベルトを着用して身を守っていますが、愛犬はシートベルトができません。
身を守ってあげれるようにキャリー等のクレートに入れてあげて愛犬を守ってあげましょう。