犬・猫・鳥・ハムスターなど、今は生き物と一緒にいる人が増えてきています。結婚しても子供はいらないけど 犬がいればそれでいいの、という家族も少なくありません。動物が常に傍にいるという事は癒しでもあり家族でもあるのです。
私の周りにも小さい頃から生き物が常に傍にいました。小学校の頃から、山で見つけたカナヘビからスタートして、犬はもちろんハムスター・文鳥・あひる・ひよこ・インコ・・・など、お祭りの露店で昔 動物も販売していて、毎年お年玉でこっそり飼って家に連れてきては親に怒られていました。
小学4年生だった私はなかなか上手に育てられず悲しい思いをした記憶があります。
この時期にひとつだけ猛勉強していたのが、この時に飼っていた犬が野良いぬと交配してしまい子犬ができてしまった事で、取り上げ方や出産について小学生ながら勉強しました。
へその緒の切り方・仮死状態の時の対処法・排便排尿などスムーズに行い犬の出産を見たことのない両親をビックリさせた事があります。4匹生まれ、そのうちの1匹を家に残すことにして「ポロ」と名付けました。自分で取り上げたこの子をみて、私は絶対に将来動物の看護師になる!と決めたのはこの時でした。
中学の頃になると動物がカワイイ!という気持ちよりも動物はどのように生活して生きているのか?という事の方が知りたくて、あらゆる生き物の生態を調べて尽くしてそれから、新聞配達のアルバイトで貯めたお金でへんてこな生き物を飼っていました。イグアナやハリネズミ・フクロモモンガ・フクロシマリス・フェレットなどなど・・・もちろん親は怒っていました。あまりにも真剣すぎるのであきらめモードでしたが・・人一倍動物博士になってしまい、高校の時には動物病院にお願いしに行き看護師としてアルバイトするほどでした。小学校4年生に心に決めた夢が叶ったのです。初めて見たオペもひとつも気持ち悪いと思わず、もっと勉強したい!知りたい!という感情でした。
高校を卒業後、犬の専門学校に入学し、「どうぶつ園通りの動物病院」に看護師・ドッグトレーナーとして勤務し、今に至りますが、小さいころから動物に囲まれて生活してきた私だったので、動物が傍にいるというのは当たり前になってしまいました。カワイイ!とは思いますが、カワイイを乗り越えて、「知りたい」という気持ちです。例えば動物の感情もそうですが、病気・生態・能力・ケアなど知りたいと思うのです。
今はドッグトレーナー・トリマーとして、ドッグランを経営しておりますが、最終的にたどり着いたのは「犬」になります。色々な動物を飼育してきた中で、犬は素晴らしい能力の持ち主でとても深く、知りたい事がはかりしれない生き物だったのです。そして、外に出て何か一緒にできる生き物として身近にいる動物は「犬」だったのです。
追及していくと、フリスビーやアジリティー・セラピー・警察犬・麻薬探知犬・盲導犬・介助犬・聴導犬などと人間よりすごい能力があるという事を知り、犬は人間の素晴らしい「パートナー」と思いました。
私の動物に対する考え方はちょっと人より変わってるかもしれませんが、動物は「パートナー」という言葉は間違ってはいないかと思います。そして、夢は小さな頃からの思いで叶うものなのです。
私も結婚をして子供はいらないかな?と思っていましたが・・・現在娘がひとりいて3歳。結果・・デレデレです。そして、犬の中に子供がいたり、犬のしつけが上手な人は子供のしつけも上手といいます。このお話はまだ次回に・・・・。