ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.31 犬の多頭飼いについて

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我が家には現在4頭の愛犬がいます。4頭共仲良く生活しており、良い関係が築かれています。

多頭飼育の場合、1頭目に迎え入れた犬がしつけや飼い主に対しての服従心や信頼関係がしっかりついている状態で新しい子犬を迎え入れると、犬同士の上下関係が安定し犬と飼い主との良い関係ができあがります。

しかし、1頭目の犬にしつけがしっかり入っていない状態で次の子犬を迎え入れてしまうと、問題行動など新しい子犬が学んでしまい同じ問題行動を起こしてしまいます。

人に対しても1頭目の犬が飼い主をリーダーだと思っていなければ次に来る犬も一緒になって飼い主をバカにしてしまいます。「この子はたまたまハズレだっただけ違う犬を飼ったらきっといい子がくるはず」と思いどんどん犬を飼う方もいますが新しく迎え入れても結果は同じなのです。

新しい子犬を迎え入れるなら1頭目の犬が2歳になるまでに迎え入れると順応しやすいといわれています。

2頭目を飼う前に1頭目を2歳になるまでにしっかりしつけや信頼関係を築いて迎え入れましょう。
そうすると、2頭目のしつけは先住犬がしてくれるようになり、とってもしつけが楽になり服従心も強い子に育っていきます。

多頭飼育でうまく行けば、じゃれ合いや追いかけっこ、引っ張り合い等でストレス発散にもなります。

歯の生え代わりの時期の人に対する甘咬みやいたずらも防ぐことができ、お留守番の分離不安も防ぐことも出来ます。
多頭飼育で成功すればとても落ち着いたドッグライフを過ごす事ができるのです

2頭目を迎え入れる前に、今いる愛犬はきちんとしつけができているか、じっくり見直してから考えてみましょう。