ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.27 子供のいる家庭の犬は良い子が多い

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小さなお子様がいるご家庭の犬は大人しく、いい子が多くいます。
今回は人の子供と犬の関係についてお話しいたします。

子犬を迎え入れたら大抵のお家では「そっとしておこう」「嫌がる事は可哀想だからしてはいけない」と思い、恐る恐る触れ合ってしまいがちです。しかし、その事が犬にとって、良くない方向になってしまう事があります。

本来ならば子犬の2か月頃は兄弟犬や母親と常に転がり合ってじゃれたり怒られたり、自分が眠ってようが、ご飯を食べてようが、甘噛みされたりご飯を取られたり1日中してるのは当たり前で、その中で子犬は服従心や上下関係を学んで行きます。

そんな中から引き離されて急に一人の世界になってしまうと、誰も上下関係を教えてくれず自分中心になり次第にリーダーシップを取るようになってしまいます。

そこで、ご家庭に小さなお子様がいるお家ではお子様が大活躍するのです。子犬の兄弟の様に子犬が寝ていようが、嫌がって抱っこで暴れていても触って放そうとしなかったりします。それをみた母親は「可哀想でしょ!!やめなさい!」と止めに入りますが・・・ここでストップです!!

実はこの子供の行動が子犬にとって疑似兄弟としてみるので、上下関係や服従心が育っていきます。

子犬の兄弟や親犬は子犬が嫌がってもすぐに放しません、それを真似する事によってぐんぐん良い子になっていきます。

もしご家庭のお子様が子犬を抱っこして放さなかったりしたら、叱らずにそうっと見守ってみて下さい。

子犬も次第に服従心が身について大人しく抱かれたままになってくるでしょう。