ブラッシングは毛のもつれや汚れなどを取り除いたり、お散歩から帰ってきてかけてあげると、ダニやノミなどを落とす ことができるので犬を飼育する上で大切なお世話のひとつです。その他にも犬の体にブラシで触れることにより、血行をよくしたり、皮膚の確認もできる上に信頼関係も深まってきます。
しつけ教室をしていると「ブラシをかけるとテンションが上がってしまってできない」と相談がよくあります。子犬の頃は良くある行動です。慣らすためには子犬の頃からのトレーニングが必要ですが、すぐ「遊び」になってしまうのが難点です。ブラシにじゃれついてきてブラッシングどころの騒ぎではなくなってきてしまいます。
上手にブラシに慣れさせるコツとしてはまず始めに・・・人に触られる事に慣らせましょう(ホールドスチールを行うと良いです)人に触られることに慣れたら、次にブラシに慣らせましょう。始めは体にブラシを当てるだけで褒めてあげます。ブラシに警戒心がなくなってきたら、ブラッシングのスタートです。
飛び降りられないぐらいの高い台の上(テーブルなど)に乗せます。ご褒美を用意します。そして、静かにゆっくりとブラシをかけてください。あまりすばやくかけたりするとじゃれついて興奮しやすくなるので、慣れるまではゆっくり動かしてかけましょう。おとなしくできたらご褒美を与えてください。
注意する事は、強くかけない事と叱らない事です。痛かったり、怖い思いをしてしまうと段々苦手になってきてしまいます。好きにさせるためには楽しく褒めながら教えることが大切です。
プードルやシーズーなどの長毛犬種は毎日ブラッシングが必要です。小さいうちからトレーニングしましょう。体の色々な所に触れられるようになるととても良い信頼関係ができあがります。