ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.6 アイコンタクトの大切さ

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オスワリやフセのしつけをする前に犬にとらせなくてはならない行動があります。それは「信頼」と「集中力」を上げる為に必要なアイコンタクトです。どうしてアイコンタクトが必要なのかといいますと、犬には上下関係があります、その中で下位の犬は 上位の犬に従おうとする時や何かを要求する時に上位の犬の顔を見上げようとします。それを、人と犬とのコミュニケーションの中にも取り入れて、「信頼」と「集中力」を上げるためにアイコンタクトのトレーニングをします。もし、アイコンタクトが出来ないとどうなるかと言いますと。例えば、動物病院に来た時、待合室などで、他の人や犬ばかり見ていて興奮して落ち着かなく飼い主様の存在を忘れて自分勝手な行動に出てしまったり、「スワレ」や「マテ」などのコマンドにも集中力がなく言う事を聞かなくなってしまう事があります。こういった行動を防ぐ為にもアイコンタクトがとても必要なコミュケーションのひとつとなります。始めは、おやつやおもちゃなどで教えてあげましょう。犬の目線と人の目線の間におやつ又はおもちゃを入れて人の顔や目を少しでも見てくれたらすぐにご褒美を与えてください。名前を呼んでこちらを見てくれるようになるまで教えてあげましょう。大分、理解できてきたら次はご褒美を横にずらしたりして、ご褒美ではなく人の目を見るトレーニングもしましょう。

これは犬に、誰からご褒美がもらえるのか、理解させるために必要なトレーニングとなります。ご褒美を持った手に集中させないようにしなくてはいけません。ご褒美を持った手ばかり見ているとご褒美の為に言う事聞いているだけのワンちゃんになってしまいます。ワンちゃんにきちんと「ご褒美は人からもらっているんだよ、手じゃないよ人の顔を見てくださいね」と教えてあげましょう。

アイコンタクトが完璧になれば集中力も上がり、今まで以上に自分のワンちゃんの気持ちが理解できてくるかと思います。とても大切なトレーニングですのでワンちゃんに教えてあげましょう。

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