ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.51 犬にトリックを教えてみよう!

トリックとは「お手」や「おかわり」「チンチン」のような芸の事をいいます。基本的なトレーニングを終えたら始めてみてください。
この「トリック」はしつけとは違い犬がいくつになっても覚えられるので、老犬でも「トリック」を教える事ができます(老犬はジャンプ等は除く)。そして、トリックを教えていくうちにお互いの絆がどんどん深まり、飼い主と犬との会話のような物にもなってきますし、何年経っても犬と一緒に目標が持てるので「トリック」は素晴らしいコミュニケーションのひとつと言えます。
まずはその「トリック」の一部を紹介いたします。

マワレ

イメージ

これは初級のトリックです。「マワレ」の号令に合わせておやつを犬の鼻の頭に近づけて誘導します。右回り・左回りと両方教えると面白いでしょう。
1回犬をぐるりと回転させながら「マワレ」と言い回転したらすぐにおやつを与えて褒めてあげます。
これを3回連続で行います。右回りができたら次は左回りもしてみましょう。右回りは「スピン」左回りは「リターン」と教えても分かりやすいですね!
我が家の犬たちは「マワレ」が得意ですが、面白い事にそのうちの1頭は3回まわった後に目が回るようで、ぐらっと体が斜めになります。ついつい面白がって何度もやってしまっているのですが犬も目が回るので、みなさんはあまり何度も回さないように気を付けましょう(笑)。
このように毎年、今年はこのトリックをマスターするぞ!と目標を持って沢山のトリックを教えていくと最終的にはダンスのような事も出来るようになりますし、訓練にも役立ちます。
ただ、一緒にいるだけではなく、犬本来の能力をトリックで引き出してみてはいかがですか?
是非!今年の目標にしてみて下さい。次回もトリックについてのお話をいたします。