ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.62 無理に犬同士を近づけないで

最近はドッグランが多くなり、犬同士が触れ合う機会が増えてきました。
ドッグランで犬のお友達を作り遊ばせ、楽しんでいる姿を見るというのは犬を飼っている人であれば誰もが理想なのではないでしょうか?
しかし、その裏では犬同士のトラブルがとても増えてきています。相手の犬に追いかけられすぎて犬が嫌いになってしまった、入った瞬間犬に飛び掛かられてしまった、吠えられてしまい自分の犬も吠えるようになったなど・・時にはケンカをしてしまい傷を負ってしまった。なんて聞くこともしばしば・・・。
これは外でお散歩中も同じです。一見仲が良さそうに見えるからと言って近づけてみると大ゲンカ!!という事も少なくありません。
成犬になると遊びの中でも上位を決めたりするようになります、吠えたり、前足をかけたり等の行動はすべて上位をアピールする行動になります。ここで成犬同士が上下の争いになるとケンカが始まったり追い立てたり・・という結果になってしまうのです。
犬同士でも相性が必ずあります。1頭と仲が良ければみんなと仲が良いという訳ではありません。
もし、お散歩中やドッグラン等で自分の愛犬が怖がっていたりするようであれば、リーダーである飼い主さんが守ってあげなくてはいけません。そしてドッグランであっても犬同士を会わせる時は一度リードを着けて落ち着かせてからゆっくり挨拶をさせましょう。
それをするだけで随分とトラブルが減っていきます。
襲った相手の犬が悪いという訳ではなく、止めない飼い主さんの責任にもなるのです。
犬の挨拶ひとつでも相手を怒らせてしまう挨拶をしているかもしれません(前足をかける・吠える等)
そのような行動が見られたらすかさず自分の犬を制御して落ち着かせましょう。
そして相性が合わないようであれば無理をせずに会わせないようにしましょう。逆にストレスになる事もあります。
自分の愛犬を守れるのは飼い主さんだけなのです。ルールやマナーを守って犬同士を合わせましょう。

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