ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.98 私の犬たちとの生活 第2部

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9歳にしてトレーニングを始めた雑種のポロ、グングンと色々な事を覚えていきました。
今までお散歩の時は走って走って時には苦しそうにして倒れてしまう事もあり、この時は疲れていたから?かなと思っていました。
そして私は専門学校を卒業し、どうぶつ園通りの動物病院へ就職ポロを健康診断にと連れて行ったところ重度の「僧房弁閉鎖不全症」と診断排泄以外は運動は禁止・・・。
あの時、散歩中に倒れていたのは心臓による発作だったのです。
ここで役に立ったのはリーダーウォークでした。
トレーニングを始めてから全くお散歩で引かなくなったので、興奮して走る事もトレーニングで制御出来るようになっていました。
「ついて」の言葉でしずかに目を見て歩くようになったポロ
発作も止まり、必要以上の運動は制限し、今まで外で飼育していたのを室内に・・・。
9歳から始める室内でのトイレトレーニングも成功!
年齢としつけは関係ないのだと実感しました。
そしてポロは10歳までと言われた命も15歳の犬生を全うする事ができました。

このポロは私にとってトレーナーとしての駆け出しとなった初めての相棒です。
出産の時から一緒・・・そして子育て、しつけ、訓練、お手入れ、介護と最初から最後まで全てこの子から課題を貰い勉強をさせてもらいました。
私にとってこのポロは一番の先生なのです。

そして現在は6頭の愛犬と生活しています。
皆性格はバラバラ、勿論同じしつけ方ではうまくはいきません。
一頭一頭私に課題をくれます。この課題を「嫌だな」「困ったな」と思わずにこれが解決出来たら自分がまた一つ勉強になるんだと思っています。

どんな犬でも向き合えば必ず答えてくれます。
咬まれても、吠えられても、呼び戻しが出来なくても、散歩で引っ張って歩いても必ず解決できる道があるのです。

たったひとりの愛犬の最高のパートナーを目指しこれからも犬との最高の人生を歩んで行きたいと思います。