ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.92 怖がりを克服する為に!

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現在2歳のホワイトスイスシェパードが我が家にいます。
実はこの子は子犬の頃から男性を見ると怖がって、背中の毛を逆立てて時には「ワフ!」という事もある程男性には警戒していました。
男性だけかな?と思っていたら、メガネの人、帽子の人と日頃見ない服装の人などにも反応する事が生後6か月頃に判明だからと言って追いつめられても威嚇する事はありません。
触られても逃げようとするだけでした。
すれ違ったり、目をそらして近づく事は全く気にせず、決まって目を合わせた瞬間に警戒モードにスイッチが入るようでその時だけ逃げ腰になります。
この様に犬の怖がりについて、産まれ持っての警戒のレベルは犬によって様々です。
この子に関しては2歳になるまでにかなりの人と触れ合っているのですが、見慣れない装飾、服装の人はまたゼロからになります。

現在かなり克服して、ディスクの大会にも出られるようにはなったのですが、男性のスーツの審判にはちょっと警戒はまだします。

怖がりにも色々とレベルがあると思いますが、克服は必ず出来るものです。
怖がる対象物から避けていると経験も減ってしまう為、犬も飼い主も成長せずそこで怖がりのまま、そして飼い主はその怖がりを安心させてあげる頼れるリーダーになれないままとなってしまいます。

相手に迷惑がかかるかもしれないと思う方もおりますが、トレーニング次第で吠える犬も威嚇する犬も逃げる犬も改善されていきます。
一番大切なのはあきらめない事、そして犬のせいではなく、人が諦めなければ犬は必ず答えてくれるのです。
犬を理解できればきっと改善に向かっていく事でしょう。

怖がりは克服できます!