ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.88 可愛いだけでは飼えない?

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前回のコラムで「犬の飼育体験」のお話をしました。
子犬や子猫をペットショップから迎えて、飼育の難しさに困惑してしまう飼い主さんも増えております。
迎える前には一度触れ合う事や、迎える動物についての勉強をしっかりするのがベストかと思います。
迎えてしまってあまりの大変さに手放してしまう飼い主さんも増えてきているのが現実です。

そこで今、活躍しているのは「保護シェルター」
ペットショップに向かう前に処分寸前の手放されてしまった犬や猫を迎えるのもひとつの方法なのではないでしょうか?
DOGWANで考えているふれあいも出来る限り保護の子を迎えて飼育希望の方に触れ合ってもらえたらと考えております。
我が家にいるボーダーコリーのきなこ(写真)も崩壊したブリーダーが処分しようとした所で引き取った保護犬です。
色々な持病をかかえておりますが、今年で8歳元気に過ごしています。
1歳を迎えずに処分されていたはずの命がもう8歳、迎えて本当に良かったと心から思えるのです。

可愛いと迎えた子犬や子猫、実際に迎えてみると粗相の嵐、吠える、噛む、荒らす、落ち着かないなどの問題が出てくると、こんなはずではなかったと思う事もあるかもしれません。
飼う事は簡単に飼えますが、カワイイだけではありません。
どちらかと言うとお世話が一番始めに来る事でカワイイは後に来るものです。

ショップではスタートの命ですが、保健所などは終わりに近づいている命・・・。

迎えてこんなはずじゃなかったと思って手放してしまう飼い主さんが少しでも減ってくれるよう・・・。
殺処分の動物が1匹でも減ってくれるように、私は日々考えています。

ペットショップのウィンドウでどの子にするか悩む前に、飼い主を捜している処分寸前の動物に目をむけて迎える事の大切さをじっくりと考えてみましょう。

きっといつか素敵な出会いがあるのではないでしょうか?