ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.64 お散歩で歩かなくなるのは?

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お散歩中にいきなりぴたりと止まって歩かなくなる犬がいます。
引っ張ろうが、声をかけようが動かず座って踏ん張ったりとせっかくのお散歩なのに・・・仕方なく抱き上げてお家に帰るというような事も・・・
犬はお散歩が大好きなイメージがあるかと思いますが、その急に歩かなくなる原因には、さまざまな理由がかくされているのです。

  • アスファルトが暑く歩くのがつらい
  • 雪で足が冷たくて歩けない
  • 怪我・関節の病気
  • しつけの問題
  • 恐怖心

等考えられますが、まずは暑かったり、冷たかったりしないか地面をチェックしてください。
人と違って犬は靴を履いていません。私たちが思っている以上に足からの熱は吸収しやすくなっています。長時間お散歩しているのであればなおさらなのでチェックは必ず行うようにしましょう。
そして、病気等で歩かなくなる子も多くいます。家の中でも行動が鈍かったりするようでしたら病院でチェックをしてもらうようにしましょう。
そして、しつけの面でも歩かなくなってしまう事があります。
その心理とは・・・。

  • 自分の行きたい方向に歩きたい
  • 飼い主のあとについていっても面白くない
  • 帰りたい

と思っている事があります。
ここで、やっていただきたいのは無理やりリードを引っ張るのではなく、犬が止まってしまったら目線を犬に合わせてかがみます。そして、好きなおもちゃやおやつ等で楽しそうに呼び寄せてください。
飼い主のところに来ると楽しい事、良い事があると思わせるようにしてあげましょう。
自分の愛犬が好きな物であればどんなものでも使ってOKです。
1歩でも2歩でもついてきたらご褒美の繰り返しで焦らずに少しずつ距離を伸ばしていきましょう。

飼い主のあとについていけば楽しい!と思うようになってきたらたとえ恐怖心があったとしてもついてくるようにもなってくるかと思います。

お散歩でのストップがあったら犬の行動をよく観察してみましょう!