手を見ると逃げたり、怖がったり、時には噛み付いたり…。なかなかゆっくり触らせてくれない愛犬…ちょっと困ってしまいます。
手に対して拒否反応をして怖がる事は日常の生活においても支障をきたす事になってしまいますね。
では、手を怖がらせないようにする為にはどうしたらいいか?改善方法をお伝えしていきたいと思います。
叩いた訳でもないのに、頭を触ろうとすると、避けたり逃げたりとなかなか触らせてくれません。これは犬にとって生まれてから触られるという事を知らない事から現れる行動となります。つまり「防衛本能」が出ている状態です。
人の手で触る事は、はじめから好んで受け入れる訳ではありません。人との生活の上で少しずつ触られる事を犬は学んでいきます。
母犬に人と同じような「手」がついていれば別ですが、人の手は何者か??初めて見る犬には場合によっては得体のしれない怪物にしか見えないかもしれません。
その手でいきなり上から頭を触るとなると、犬には恐怖となって身を守ろうとしてしまいます。
(写真生後4ヶ月の子犬)上から突然来る手に対し不振に思い、上を見てチェックする子犬。
上から来るものは通常1歳までは避ける本能がそなわっています。人が嫌いなわけではなく本能で動いているのです。
では!どうしたら手を受け入れてくれるようになるのか?
それは簡単です「上から触らないこと!」
上からを避ければ後ろから下からでも構いません。優しく声をかけて、ゆっくり触ります。この時にオヤツやフードを与えながら触ると
「手で触る」→「美味しくていい事」と条件付けられて、手に対する拒否反応が無くなってきます。(写真)ゆっくり後ろから撫でてあげると、安心してゴロンとしながらウトウトし始めた子犬です。
このように本能的で警戒するポイントはできるだけ回避しながら手の感触に慣れさせていきます。
しかし、このままでは上から来る事のトレーニングは進まなくなってしまいますので、下からや後ろから撫でられる事に慣れてきたら、段階を踏んで上から撫でる事も教えていきましょう。
徐々に理解してきたら、耳の方からゆっくり上に手を這わせていき、頭までジワジワ撫でていきましょう。
この時にオヤツをあげながら撫ぜるのを忘れずに行ってください。
犬は頭を撫でられる事は結論から言うとあまり好きではありません。それを受け入れてくれると言う事は素晴らしい信頼関係でもあり、良きパートナーとなってくれている証拠です。
犬ははじめから撫でられるのは好きな生き物ではありません。
人と共存していく上で覚えていくもの、と言う事を忘れずに接してあげながら信頼関係を築いていきましょう。