子犬を迎えたらまず始めに誰しもがする「抱っこ」。実はこの抱っこ、服従心や信頼関係がないとできなくなってしまう行動なのです。
あばれる程度で、抱っこできるのであれば問題はないのですが、抱っこしようとした瞬間に威嚇して逃げる・咬みつく・唸る等の行動があらわれた場合、もう一度信頼関係を見直す事が必要となってきます。
抱っこを好きにさせる為には、子犬を向かい入れた直後から毎日のように抱っこしてあげてください。
この時に足が地面から離れてしまうので、犬にとっては不安な状態なのですが、人が守ってくれるんだ!安心なんだ!と思う事により、抱き上げた瞬間に力が抜けて身を委ねる状態になれる事がベストな状態と言えます。 ここで注意してほしいのは人の肩に乗せて担ぐように抱っこするのではなく、あくまでも宙に浮かせるような抱っこをしてみて下さい。(画像1)。この抱っこはトレーニング目的での抱っこなので通常の抱っことは少し異なります、服従心のチェックとして行ってください。
大きい犬の場合は下半身だけを持ち上げるようにしてチェックします(画像2)。この時後ろ足は浮いている状態です。
このように簡単なように見える抱っこですが、毎日のコミュニケーションの一つとして行い、抱っこするだけでもいいので子犬を迎え入れたその日から抱っこを続けてみましょう。大人になるにつれて良い子になってくるかと思います。