ドッグトレーナー佐々木の
しつけコラム

Vol.56 犬のマーキングに気を付けよう

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子犬から成犬になってくるにつれて出てくる犬のマーキング。
これは大人になってきた証拠でもある事と同時にテリトリーを意識して自分の存在を他の犬に対し上位をアピールする行動でもあります。

もちろんオスだけではありません、この行動はメスにもあります。
特に避妊手術、去勢手術をしないとこの行動がひどくなり、家のあちこちでオシッコをかけるようになってしまい、トイレのしつけを教えていても本能で行動しているので抑えきれずに急に外すようになってしまうのです。
一度マーキングを覚えてしまったら去勢や避妊手術をしてもクセとなってしまい治らなくなってしまいます。特に知らない場所や他の犬の匂いがついていたりする場所では、我を忘れたかのようにオシッコを少しずつあちこちにするようになってしまいます。

そして、オシッコがなくなってしまったら今度はウンチでマーキング!という子も中にはいます。
そうなってしまうと本当にサロンやカフェには連れてなんか行けないですよね。

このような行動が見られるようになってしまったら動物病院やカフェ・トリミングサロン等に連れて行くときに オスは「マナーバンド」メスは「パンツ」等をはかせた上で連れて行くようにしましょう。
一頭がマーキングする事により、他の犬も連鎖して同じ場所にオシッコをしてしまい、迷惑となってしまいます。
犬を飼ううえでの大切なマナーとなりますので過去に1回でもマーキングの経験がある子であればマナーバンドや パンツを装着して、外出しましょう。

犬のマナーは飼い主さんのマナーでもありますので、自分の犬がまわりに嫌なイメージを与えないようできる限り対策をするようにしましょう。