猫の尿管結石

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尿管結石について

【ご注意】以下のページには手術中の写真が含まれています。
あらかじめご了承の上お進みいただけますようお願い申し上げます。

近年、シュウ酸カルシウムによる猫の尿管結石が急増しています。結石により尿管閉塞が起こると痛みが出たり、腎盂(腎臓内)に尿が貯留し水腎症を引き起こします。左右の尿管が完全閉塞すると急性腎不全を発症し、ぐったりしたり、嘔吐などが認められます。適切な治療が行われなければ亡くなってしまいます。当院では結石の場所や尿管の状態にあわせて尿管切開・吻合手術や皮下-尿管バイパス(SUBシステム)を実施しております。

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SUB system

SUB system は、犬猫の尿管閉塞に対して、腎臓と膀胱を人工のチューブによりバイパスするシステムとしてアメリカで考案されました。閉塞した尿管の代わりに腎臓と膀胱を直接チューブでつなぎ、迂回路(バイパス)を作る方法です。尿はこのチューブを通り膀胱へ流れるようになります。

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腎盂拡張

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SUB設置後:腎盂の拡張がなくなりました

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透視下で閉塞部を確認しSUBを設置

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尿管結石 手術

猫の尿管は非常に細く、正常な尿管の直径は約1mm、内径はわずか0.5mm程度と言われています。そのため、わずか数mmの結石であっても尿管に詰まってしまいます。細かい作業のため手術用顕微鏡を用いて手術を行います。

顕微鏡により術野を拡大して手術を行います

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7-0〜10-0など髪の毛よりも細い糸を用いて尿管を縫合しています

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