ワラビーリポート
2011年 第58回ハワイ獣医師年次大会に参加して

開催地:アメリカ ハワイ州オアフ島 パシフィックビーチホテル

開催期間:2011/11/23~11/29

参加スタッフ:上原大地 黒滝直美

はじめに

 2011年11月23日から29日にハワイ州オアフ島で、第58回ハワイ獣医師年次大会が開催されました。ワラビーグループからは上記2名が参加し、シェルターや現地の動物病院を見学し、アメリカのペットを取り巻く環境について学んできましたのでレポートを報告させて頂きます。

はとがや動物病院 上原大地

【第58回ハワイ獣医師会年次大会に参加して】
 このたびの年次大会では、最新の知見を含めた海外の獣医学を学ぶとともに、アメリカの企業病院であるVCA Animal Hospitalと動物愛護施設であるHAWAIIAN HUMAN SOCIETYの見学をさせていただきました。
VCAはアメリカ全土に展開している企業動物病院です。ハワイならではの土地の広さを生かした大きな病院でした。スタッフは獣医師12名、動物看護士20名、その他のスタッフ25名との事でした。
日本同様、仕事内容は非常にタフです。24時間の受け入れ態勢があり、地域の小さな病院では対処できない重い紹介症例も引き受けていました。スタッフが生き生きと仕事をしており、明るく清潔感がありました。大型犬の診療が中心なのかと思っていましたが、最近は小型犬の割合も非常に高いとのことでした。私も日々の診療にやりがいを感じていますが、海外の獣医師との交流の中で、改めて獣医師という仕事の魅力を感じることができた時間でした。
 動物の保護シェルターであるHAWAIIAN HUMAN SOCIETYは州から毎年寄付を受けており、民間の方からの援助、積極的なボランティアの方によって運営されています。24時間どんな状態の動物でも受け入れ、医学的サポート、しつけ、問題行動の改善などの斡旋をしており、年間で6000頭近い動物を新たな家族のもとへ送り出しているそうです。小さい命を1つずつ救っていこうとする姿勢は動物への強い愛情と、言葉では表せない強い説得力を持つものでした。昨年の東日本大震災では多くの人々が被災されたのと同時に、多くの動物達も被災し、人間と動物の関係についても数多くクローズアップされていました。人々が動物との幸せな生活を送れるよう、自分にできることを少しずつでもやっていきたいと思いました。これらの経験を日々の診療にフィードバックしていければと思っております。
 今回、学会参加の機会を与えてくださった溝口代表、そして病院スタッフの皆様に感謝したいと思います。ありがとうございました。
はとがや動物病院 上原大地

はとがや動物病院 黒滝直美

【第58回ハワイ獣医師会年次大会に参加して】
 2011年11月23日~29日の7日間ハワイ獣医師年次大会に参加させて頂きました。その1日目として、Hawaiin Humane Societyと VCA Animal Hospital を見学してきました。
【VCA Animal Hospital】
  24時間体制の動物病院でスタッフや診察室、入院・手術室の数が多く、どのスペースを見ても広く働き易そうでした。来院の多い犬種を尋ねたところ、住宅街では小型犬が多いようですが、海岸地方では大型犬が多いとのこと。特にピットブルが多いようです。さすがアメリカ!!
【Hawaiin Human Society】
 犬と猫の他にも、うさぎやモルモットも保護され譲渡料は30ドルだそうです。私たちが見学した時にはモルモットやうさぎ、インコも新しいオーナーを待っている状態でした。
 施設の中には犬舎・猫舎の他に小型犬・大型犬別に広いドッグランがあり、ボランティアの方々が一頭一頭しつけ・トレーニングをされ、限られたスペースの中でもストレスの軽減がされていて、皆フレンドリーで楽しそうに遊んでいました。
 日本では、多くはペットショップで新しい家族を迎えますが、このような体制が日本でもでき、シェルターから養子縁組で家族となり新しい生活がスタートできたら、日本での殺処分の数も軽減されるのにと感じました。
 今回ハワイ研修に参加させていただき、動物愛護に対する考えの違いを肌で感じることができました。又、ハワイでの壮大な自然にも触れることができ、有意義な一週間を送ることができました。有難うございました。
はとがや動物病院 黒滝直美