ワラビーリポート
第1回 外部講師招聘セミナー

 新年明けてすぐ、以前は成人の日だった1月15日に、外部講師を招いての院内スタッフ(と当院卒業生)対象のセミナーを開催いたしました。 このような構想は以前よりあったものの、なかなか踏み出せずにいたのですが、秋に某腫瘍セミナーでお会いした上林一根先生(当院卒業生:アニマルクリニックかずね院長)よりの強いご要望に背中を押されまして、ついに開催に至りました。きっかけを作っていただいた上林先生には、心から感謝しております。

 記念すべき第1回目の講師は、当院でも常時お世話になっております病理検査機関「ノースラボ」代表の賀川由美子先生にお願いしました。病理検査の総論から、最近の腫瘍トピックスまで非常に興味深いお話を、たっぷり2時間強、硬くなってしまった私の頭も、少しほぐれた感じがします。とても濃厚な、充実した時間が過ごせました。

 賀川先生は獣医学博士号取得後、日本獣医病理学専門家認定医となり渡米、日本人として2人目のアメリカ獣医病理学専門医(ACVP)の資格を取得しました。現在、日本小動物がんセンターの病理診断も担当し、腫瘍の診断だけでなく治療にまで精通した、今、日本の動物医療界で一番信頼されている優秀な病理医の先生でいらっしゃいます。

   賀川先生は私の大学研究室の先輩でもあり、卒業後も仲良く?お付き合いさせていただいております。それもあり、今回のセミナーのお話も快く受けていただけました。なに分、第1回目ということもあり、セミナー形態はどうして行くのが良いのか、講師の謝礼は?参加費は?時期は??等々、解らないことだらけでした。失礼な質問や答えづらい内容の連絡等も多かったかと思います。そんなやり取りの中でも、屈託なく真摯に対応していただき、かつ非常に有意義な時間を提供してくださった賀川先生には、言葉で表しきれないくらいの感謝の気持ちを感じています。本当にありがとうございました。
 また、当日は当院スタッフ・卒業生合わせて16名の参加がありました。診療後の夜8時半からの開催で、特に卒業生の先生方におかれましては遠方より、お疲れのところをお集まりいただきました。これだけの参加人数になると、熱い質問も飛び出し、セミナーもより有意義になります。沢山のご参加、本当にありがとうございました。

   今後、このセミナーは隔月にて定期的に実施し、賀川先生には続けてあと2回、その後は年1~2回のペースでのお話をいただきたいと思っております。賀川先生に続けて行うセミナーの講師も、実は水面下で話を進めています。継続していくことに意味があるということを忘れずに、言いだしっぺとしての責任を忘れることなく、講師・参加者ともに満足できるセミナーに発展させてゆけるよう、頑張ってゆきたいと思います。
 最後になりましたが、この企画を進めるに当たって背中を押してくださった上林一根先生(アニマルクリニックかずね)ならびに平野基輝先生(ひらの動物病院)、快く講師を引き受けてくださった賀川由美子先生(ノースラボ)、裏方として奔走していただいた溝口健太さん(当院事務長)と川口悠爾先生(はとがや動物病院)、当日セミナーを盛り上げてくださった当院卒業生の皆様および現役獣医師スタッフの皆、そして何よりこの企画を快く承諾し開催準備に当たっての資金確保をしてくださった当院代表の溝口憲一先生に、改めて心からの感謝を申し上げたいと思います。皆様のお陰で無事セミナーを終えることができました。本当にありがとうございました。