グリーフケのお話
第4話薬を飲ませるのはなぜ?

ペットの苦痛を和らげるためです。
ペットの苦痛は体だけでしょうか。
心は?
ペットも人と同じように心も痛みます。
ペットが体調の不良のとき、自信をなくし不安になります。
そのとき、訪れる場所が動物病院ですね。

お家を離れ、緊張に耐えながら診察台の上で過ごし
待合室でママに抱っこされて、少しでも早く家に帰りたいと願います。
心のエネルギーをいっぱい消耗して帰宅。
しばしマイベットで休息したあと、少しお腹も減ってきたなぁ。
やった、食事の時間だ。
あれ、ママがいつもと動きが違うなぁ
ごはんの前でなんかしてるけど…
ま、いいっか。
いただきまーす!
げぇぇぇぇぇ…
なんだこりゃ、まずい!
?????

毎日、ママが出してくれる食事を安全だと信じてきたのです。
病院の診察台の上でがんばった子どもたちには
いつもよりワンランクアップのご褒美が必要なのに。
楽しみだった食事の時間は、
疑心暗鬼で近づく不信と悲しみの時間へと変わっていくでしょう。

病気と闘う体の免疫力を引き上げていくためには、心にたっぷりエネルギーの充電を。
同じ病気であっても罹っているペットたちのパーソナリティは個々に違うのです。
日頃から食欲旺盛なコと小食のコ、丸のみするコと噛み砕くコ…
薬を毒だと感じてしまったら…
無理やりお口に押し込んでしまったら…
毎日が不安と恐怖の時間となるでしょう。
薬の時間がご褒美のうれしい時間となり、待ちわびてくれるように。
いろんな工夫をしていきましょう。
病気のときこそ、美味しい食生活を!
飼い主さんが一番の理解者です。
薬の意味がわからない子どもたちへ。
病気のときこそ、ペットの目線でハッピーライフをプレゼントしていきましょう。

Point 

1. 飼い主さんはいつもの笑顔と明るい声で。「ごはんよー!」
2. 薬を臭いや味の強くないタイプに変えてもらう。
3. 消化の良い食材(さつまいも、じゃがいも、ささみ、ちくわなど)を選び、
  薬を適した形に変えて入れる。ひきわり納豆での成功率は高いですよ(笑)
  臭いや味をシャットアウトしてくれる食材を使って、スペシャルなご褒美を作りましょう。
4. お腹の空くタイミングで食事を与える。
5. 食事とは別に、タイミングを見て褒めながらおやつとして与える。
6. 楽しく食事している人のそばなど、場所を変えてみる。