どうぶつ園通りの動物病院は北海道旭川市にある動物病院です。年中無休で診療をおこなっています。旭川市にあるどうぶつ園通りの動物病院はチーム医療による良質な診療サービスと豊富な手術実績で飼い主様に確かな安心をお届けしています。
手術について
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手術・症例紹介
どうぶつ園通りの動物病院ではAO/ASIFの原則に則り、骨折整復の手術をしております。
※AO / ASIFとは、骨折整復治療の研究やインプラントの開発をおこなっている機関です(本部:スイス)。
AO法では「受傷肢の完全機能回復」を理念としており、当院ではその整復技術を積極的に修得して手術を行っています。
【ご注意】以下のページには手術中の写真が含まれています。
 あらかじめご了承の上お進みいただけますようお願い申し上げます。
下顎骨骨折 LCP使用 ■ 種類 : T.プードル ■ 年齢 : 10歳
下顎骨骨折とは?
下顎骨骨折とは下あごの骨の骨折です。犬同士のケンカや事故など外傷に起因するケースのほか、重度の歯周病に起因するケースもあります。
10歳のT.プードルの子が3日前から飼っているわんちゃんとけんかしてしまい顎がずっと開いたままとのことで診させて頂きました。けんかしたときに犬歯が落ちていたという事です。
水も食事も摂れていないようです。
レントゲンを撮らせて頂きました。
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下顎骨が左右とも第4前臼歯の前方で折れています。
歯周病が重度で、下顎第4前臼歯の歯根周囲が黒く抜けて骨が溶けていた事が分かります。もともと脆くなっていたところにけんかによる外力が加わり折れたと思われます。
食事がとれていない時間もあったので、その日の夜に手術する事になりました。

本来、下顎の骨折の場合基本的には抜歯をいたしません。抜歯をすると咬合の確認がしづらくなり手術がより困難になります。今回の子は歯周病がひどく、ほぼそれが原因で骨折が起こっているため骨折面の下顎の臼歯はどちらも抜歯せざるをえませんでした。

抜歯をしたあと口腔内を洗浄し、骨折整復をいたします。
LCPストレートプレート1.5mm12穴をカットし使用しております。LCP(ロッキングコンプレッションプレート)はプレートとロッキングスクリューが90°の角度で固定されることから高い角度安定性がえられ、この子の下顎骨のように脆い骨の固定にも適しております。(ただし、LCP1.5mmはロッキング機能はありますが、2.0mm以上のプレートのようにコンプレッション機能はありませんので注意が必要です。)
術後のレントゲンです。お口が閉じられるようになりました。
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術後3日間は食道チューブから流動食を与え、4日目から柔らかい食事を食べられるようになりました。
歯周病の治療のためのクリンダマイシンという抗生物質も使って頂きました。
元気にご飯が食べられるようになってよかったですね。

小型犬には歯周病が大変多いです。それには若い頃からの歯磨きの習慣が大変重要です。当院では歯磨きの指導、歯周病ケアのグッズも充実しておりますので是非ご相談ください。